【2012.02.22 追記】
2月21日放送の湘南ビジョンTVは、「津波」がテーマでした。
311震災以降、湘南では津波の問題が大きくクローズアップされることになりました。特に鵠沼地区は海岸沿いの平地にあるため、津波の影響は甚大です。湘南ビジョン研究会が主催する「湘南の海を考えるミニフォーラム」では、1月17日に開催された第3回会合でこの問題に切り込みました。課題は「真夏の海水浴シーズンに津波が来たらどうるのか?」です。
結論は「全員は助からない」わけですが、ではどうすればよいのか。住民はどうすればよいのか。観光客はどうすればよいのか。実際的な対策にはどのようなものがあるのか、地元の行政や自治会などはどのような対策を準備しているのか。といった興味深い話題について議論が行われました。
藤沢市では海岸沿いのマンションと「津波避難ビル」としての使用を合意する協定を結んでいるんですね。すでに約50棟がこの協定を結んでおり、津波発生時には、マンションの住人以外の人々が、これらのビルに避難できることになっています。入り口がオートロックのため開かない場合は、ドアを壊しても良いことになっています(藤沢市が補償をすることになっています)。
また鵠沼海岸には津波避難タワーの建設が計画されているそうです。100人強しかタワーには避難できませんが、ライフセーバーや負傷者など、最後に残った人々のための最終避難所になるそうです。
鵠沼地区では市民センターが中心となって地元住民や観光客を対象とした津波対策や避難誘導プログラムを独自に検討中とのことです。
このほかにもフォーラムでは興味深い話題が数多く出ていました。詳細はフォーラムのアーカイブ映像をご覧になっていただき、さらに今回の放送でフォーラムの内容をおさらいしていますので、そちらもご覧いただくことで、ばっちり復習することができるようになっています。
「湘南の海を考えるミニフォーラム」第3回
『どうなる!?津波対策』映像アーカイブ
→ http://www.ustream.tv/recorded/19934347
Shonan Vision TV Vol.3
『津波問題について考える』
→ http://www.ustream.tv/recorded/20599907
【2012年2月21日火曜日放送予定】
湘南ビジョンTV第3回は、1月17日に開催された「湘南の海を考える」ミニフォーラム第3回のテーマ「津波」のおさらいです。真夏の海水浴シーズンに津波が来たらどうすればいいのか、という究極の問題に湘南ビジョン研究会が挑戦。合わせて2月22日に開催される同フォーラム第4回「湘南の海岸浸食を止められるか?」のご案内。
出演:片山清宏(湘南ビジョン研究会代表)X ケント・ダム(サーフショップ JADEオーナー)
協力:サーフショップ JADE
「湘南の海を考える」ミニフォーラム第4回「湘南の海岸浸食を止められるか?」のチラシを以下からダウンロードできます(チラシの写真をクリックしてください):
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