放映日:2011年2月5日
場所:鵠沼海岸商店街 KABUTOS CAFE
今回の鵠沼海岸アンプラグドはコンテンポラリー・フォークミュージック界の鬼才、井上ともやすさんを迎えて、現代と1970年代が交錯するとてもワンダフルな拡張現実LIVEをお届けしました。井上ともやすさんは、拓郎氏本人よりも本物らしいことで知られる究極の吉田拓郎トリビュートライブで有名な方。最近、全国で彼の70年代たくろうサウンドの虜になる人が増加中とのことです。かく言う私もその一人だったりします。彼の吉田拓郎トリビュートライブはとにかくスゴイ。何がスゴイかって、そのディテールですね。ギターのカッティングからメロディラインの崩し方まで、これが本人でなかったら何なのでしょうか。戦慄のパフォーマンスとはこのことです。MCまで本人になっちゃってますし。今回のライブでは二部構成の前半でそんなリアル過ぎる拓郎節をたっぷり聞かせてくれています。
そして井上ともやすさんの本当の凄さは、後半のパフォーマンスでその真価を発揮します。第二部は彼のオリジナル曲が披露されるわけですが、これがまた素晴らしい。第一部の完コピ版吉田拓郎は第二部で井上ともやすに昇華され、見事に彼独自のワールドがそこに現出しています。
そんなわけで、彼の魅力を堪能していただくには、前半・後半を通して見ていただくのがいいかな。1970年代という時代。それを駆け抜けた吉田拓郎という個性。ラブソングとプロテストソング。歌が持つパワー。言葉のチカラ…。(下記の演奏リストにハイライト画像も用意しましたので、お時間のない方はそちらをご覧になってください)
井上さんの音楽は、私たちを取り巻く今日のカオスな空気の中で、午睡を貪るココロを覚醒させる一服の清涼剤としての“リアル”さがあります。本人がおっしゃるように、インターネットなんか糞食らえ、です。もちろんustreamのようなパーソナルなライブ環境であればその片鱗を感じ取れるとは思うのですが、それでもやはり一度彼の生パフォーマンスを体験してみることをオススメします。
ところで、井上ともやすさんはこのほか沖縄音楽ユニット「わらぶー」等での活動でも知られ、さらには東京・上野で20年以上続く音楽祭「アコースティックボイス」の主催者だったりもします。パワフルですね!
ご本人は鵠沼海岸は初見参ということでしたが、気に入っていただけたでしょうか。
演奏リスト:
- 団地っ子のバラッド
- Good Bye Teen’s
- 黄昏挽歌
- ヤポネシアン・ブルース
- 広島に雪が降る〜どこへ行くアメリカ(メドレー) → ハイライト
- 縁ですね
- Spirit To Shout!
- 心の町に行こう
多少大げさながら文才あふれたリポートありがとうございます。
鵠沼気に入りましたよ。あの江ノ島から茅ヶ崎のエリアはなんか憧れますね。
海が近いというのは、羨ましいです。
こうなったら杉山清貴のような曲を書くしかないな(嘘です)
ともやすさん、コメントありがとうございま〜す。音楽に触発されて文章に余分なチカラが入ってしまいました。また遊びに来てくださいネ!