佐藤礼朋&パルテア秋田アンプラグドLIVEレポート

アーカイブ映像:パート1パート1.5パート2
放映日:2010年12月18日
場所:鵠沼海岸商店街 パルテア

この日の鵠沼海岸アンプラグドはベーシストの佐藤礼朋(Noritomo Sato)さんをゲストに迎えて、Funky Jazz Fusion セッションライブと銘打って行われました。パルテア秋田さんがギターで参加、ぶっつけ本番の即席デュオでしたが、周囲の心配をよそに、80年代前半のフュージョン&クロスオーバー系の名曲を中心に、なかなか味わい深い演目で私たちを楽しませてくれました。

前半は佐藤さんがリスペクトしてやまないというマーカス・ミラーとジャコ・パストリアスの曲を中心にプレイ。ベーシストを目指す人なら必ず通るであろう通過儀礼的な名曲の数々が登場しました。マーカス・ミラーのチョッパーベースとジャコ・パストリアスの変態フレーズが飛び交うステージは、かなり熱かったです。

後半はさらに“難易度”が上がり、リー・リトナー、ラリー・カールトン、ハービー・ハンコック、チック・コリアといった大御所が登場。最後のほうは息切れの感もありましたが(ベースとギターだけの編成は疲れるハズ!)、パルテア秋田さんのお気に入りチック・コリアの Spain(ハイライト)を最後まで演奏しきって、なんとか無事にエンディングを迎えました。

用意した曲を全部演奏してしまったため、残り時間は二人のブルース・ジャムセッション(ハイライト)というオマケの展開に。それまでの緊張感みなぎるステージとは対照的に、これがとってもリラックスした演奏で会場のノリもいい感じになりました。

この日の楽曲は、どれもかなりの演奏技術を要すると思うのですが、このジャンルが“専門”だという佐藤さんは、さすがに手慣れたプレイ。これだけベースが自由自在に弾けたら楽しいだろうなあ、と思っちゃいました。彼の演奏を生で見たいという方は、高円寺ラバーソウル等で演奏されているそうですので、是非一度足を運んでみてください。

当日の演目です:

第一部

  1. Run For Cover – David Sanborn
  2. Maputo – David Sanborn
  3. Teen Town – Weather Report
  4. Soul Intro – The Chicken – Jaco Pastorius
  5. Street Life – The Crusaders

第二部

  1. Rio Funk – Lee Ritenour
  2. Rio Samba – Larry Carlton
  3. Cantaloup Island – Herbie Hancock
  4. Goodbye Pork Pie Hat – Charles Mingus
  5. A Night in Tunisia – Dizzy Gillespie
  6. Spain – Chick Corea → ハイライト
  7. Blues in F – Noritomo Sato and Parthea Akita → ハイライト